国土交通省 岩手河川国道事務所

11.演習のとりまとめ

11.1 演習結果の評価

 演習実施後は、演習についての適切な評価を行わなければならない。それらの結果は、防災関係計画等への反映、各マニュアル等の改善や新規作成、次回演習実施の際の教訓事項あるいは改善策等に結びつくものでなければならない。適切な評価を行うためには適切な評価基準を設定する必要がある。

 評価基準の設定に際しては、まず演習の目的に照らし、演習目的が適切に達成できるかどうかに狙いを絞る必要がある。(主要演習項目は、演習目的を達成するため具体的な項目を定めたものである。)

 したがって、評価基準は主要演習項目に基づき、演習の主要ポイント(時間軸を考慮)ごとに着眼点(チェックポイント)を定めて、演習時に指導班がチェックしやすいように評価チェック用紙を準備しておく。

11.2 演習実施後の講評

 演習実施直後に演習責任者は演習結果に関する講評を実施する。演習者が多数の場合、演習責任者が、演習内容全てを掌握することは不可能である。したがって、演習責任者が把握できない演習状況は、指導班が補う。指導班は自ら演習中に作成したチェック用紙の内容を速やかに整理し、演習責任者に報告する。


 【★H13年度 岩手山危機管理演習での事例★】

 演習計画等の評価


 1.全般

 演習実施後は、演習についての適切な評価をおこなわなければならない。それらの結果は、防災関係計画等への反映、各マニュアル等の改善や新規作成、次回演習実施の際の教訓事項あるいは改善策等に結びつくものでなければならない。

 適切な評価を行うためには適切な評価基準を設定する必要がある。

 評価基準の設定に際しては、まず演習の目的に照らし、演習目的が適切に達成できるかどうかに狙いを絞る必要がある。

 主要演習項目は、演習目的を達成するために具体的な演習項目を定めたものである。

 従って、評価基準は主要演練項目に基づき、演習の主要ポイント(時間軸を考慮)ごとに着眼点(チェックポイント)を定めていくことが肝要である。

 2.主要演練項目と評価基準
 
 岩手工事事務所評価チェックポイント
 岩手県評価チェックポイント

 3.評価及び教訓事項等
 
 (1)初動時における関係機関の迅速な情報収集と共有化
  
 1)主たる情報収集項目の確率

 災害発生直後における情報の収集が極めて重要であるのは言うまでのないことであるが、まず考慮すべきは主たる情報収集項目は何かを確立し、その他の情報収集項目と明確に区分する必要がある。 

 今回の演習であれば、初動時における主たる情報収集項目は第1に火山情報(当然、災害の終始を通じて重要)であり、第2には人命の安全(特に岩手山周辺の住民、観光客、スキー客等)である。

 そのためには、あらかじめ情報収集組織(気象庁、火山検討会、要すればマスコミ等)、収集手段(監視カメラ、ヘリテレ、パトロール等)報告・連絡・通報先等を明らかにし、定型用紙に適時記入し、関係機関等に報せることが重要である。

 主たる情報収集項目は、火山噴火の状況と時間の推移と共に変わっていくのは当然である。

 様式等については、岩手工事事務所及び盛岡地方支部については概ね統一されていたようであるが、県本庁内では組織が大きいせいか種々雑多の感が否めなかった。

 対策本部(知事、副知事等)まで上げるべき情報か、部局内で止まる情報かを区分できるような様式の一段とした工夫が望まれる。


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