第6回 東北の地域と社会資本を考える懇談会 
    本懇談会は、東北に暮らす人々の視点に立って、東北の自然・歴史・文化などの、東北の「強さ」「個性」を活かした地域づくりの目指すべき将来像(目標、戦略、重点施策など)について、検討を行っているものです。

  と き :平成14年2月26日(火)

15:00〜17:00

  ところ:仙台市内

    ホテル仙台プラザ 3F松島の間


「東北の地域と社会資本を考える懇談会」 委員名簿

役  職

氏    名

 現    職

座 長

  森杉 壽芳

 東北大学大学院 情報科学研究科 教授

委 員
(五十音順)

 







  一力 雅彦
  稲村  肇
  牛尾 陽子
  大滝 精一
  大堀 英俊
  大山 健太郎
  岡田 正意
  香取  薫
  小松 弥生
  佐藤  潤
  鈴木  浩
  本間 利雄
  水戸部 浩子

 河北新報社 常務取締役編集局長
 東北大学大学院 情報科学研究科 教授
 鞄。崎快適生活研究所 専務取締役所長
 東北大学大学院 経済学研究科 教授
(欠席)
 (社)東北経済連合会 常務理事
 アイリスオーヤマ梶@代表取締役社長
 日本銀行 仙台支店長
 弘前大学人文学部 教授
 文部科学省 初等中等教育局 幼児教育課長
 潟zテル佐勘 代表取締役
(欠席)
 
福島大学 地域創造支援センター 教授
 
本間利雄設計事務所・地域計画研究室 代表取締役
 荘内日報社 論説委員


 

   第6回懇談会の内容    

 まず、岡田委員から「東北経済の現状と産業構造問題」と題し、東北の停滞する経済の現状を踏まえたこれからの社会資本整備について講演が行われました。

 続いて東北の 「東北の地域づくりビジョン」中間報告(案)について、事務局から説明。各委員に原案に対して意見等をフリーで討議して頂きました。

 講演、会議資料、及び各委員からの主な発言内容は以下のとおり。

 

会議資料
[PDFファイル]
講演資料 東北経済の現状と産業構造問題   (全8ページ)
資料−1 中間報告(案)  (全9ページ)
資料−2 関連図表  (全16ページ)
資料−3 意向調査結果  (全26ページ)

 ■各委員からの発言要旨 

 これから来るというスピードを念頭に置いた社会整備を。今、「工業団地」や「ものづくり」などの社会資本整備の現状は一生懸命「減反」をしている状態である。

 極を高めること。東北であれば仙台の都市引力を高める。東北の中の仙台。地域間格差や企業間格差があってのグローバルである。平等社会ではなくなった。

 生活大国としての金融資産を如何に活用していくか。

 シーズも大切だが、顧客への対応がより重要。種に「肥料」をやっているのが今の行政の施策。しかし必要であるべきは「水:競争」と「太陽:顧客ニーズ」のはず。

 行政の縦割りが弊害。単なる省毎の予算配分では限界がある。東北の地域としての予算をプールしてはどうか。

 現在の失業率の数字は、先進工業国の中で見れば、さほどの問題ではない。

 施策というものは、スピードを上げて出来るものではない。

 人が核となり、増えればネットワークが出来る。そして地域に産業が生まれる。

 今回の経済情勢の厳しさは、単に不況であるとか需要が足りないのではなく、日本の従来型のシステムが世界のニーズにミスマッチを生じているからと感じる。

 都市環境、生活環境についてはじっくりと百年かけて整備。しかし、高付加価値化産業に必要な社会資本は急ぎ整備する必要あり。

 経済の急激な変化への対応、物流のみではなく人やソフトの流れの効率化も重要な視点。

 「地域」の視点が欠如。縦割り行政の役割分担だけではなく、地域の出先機関同士で何が出来るのかが問われている。整備局がイニシアチブをとり、是非、その壁を乗り越えてもらいたい。

 バリアフリーの概念では狭い。高齢者を活かした職場、若者との交流など、いろんな人が共生できる社会資本整備を。

 「住民とともに計画立案」は「新しい行政手法」ではない。

 技術の蓄積。ダムのコンクリートの中に思想がある。

 このような提言を纏めるとき、コンパクトシティ、参加型、計画立案と簡単に書くが、具体的な事例や説明を付けないと、一般の人にはわからない。

 「クリーンエネルギー」の東北をアピールしたい。

 グローバル(北東アジアとの近接性)の視点が欠如。

 各地に東北らしいまちづくりがあるはず。また新幹線の車窓から、美しい田園風景をアピールしたい。

 産業の空洞化。インテリジェントコスモス構想が15年を経ても具体の成果が現れないのはなぜか。

 今後、優位性が高い産業は環境と福祉。国土交通省としては、環境関連では重要な役割がある。未だ、静脈物流のマーケットが形成されていない。非常に不効率な輸送体系、廃棄物の需要と供給がミスマッチ、莫大な建設残土や建設廃棄物の処理、等々。環境を考えたまちづくり、ネットワークづくり。

 なぜ、地場の木材を使わないのか、量産住宅を建てるのか。遅れている意識がそうさせるのか。生活の土台をしっかりした上でグローバル議論を。

 内容が画一的である。豊かさを実感できる具体的な提言を。

 逃げない産業を如何に誘致するか。また誘致に頼らず地場の真似されない産業を応援できるか。ITに頼らず、多様性とネットワークの必要性を重視して。

 スピードの反面、国民は昔返りのものやソフトを求めている。たとえば木造の文化(すきま風の風情などが良いとのこと)

 統合した4省の提言をすりあわせ、無駄のない効率的な予算執行を。

 国民との合意形成のあり方についても提言に含めたい。

 事務局:今回の議論を踏まえ、本提言(案)を修正の上、次回懇談会の場において提言したい。

                                  以上。(文責:事務局) 

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