平成18年12月11日に行なわれた、平成18年度東北地方整備局事業評価監視委員会
(第3回)の審議結果について、お知らせします。
 
【開催概要】
 ・開催日時 平成18年12月11日(月) 13:30〜17:00
 
 ・場  所 「ハーネル仙台」3階 蔵王の間
 
 ・出席者
   委   員:今村委員、佐々木委員、佐竹委員、澤本委員、柴田委員、
          沼倉委員、藤田委員、森杉委員、由井委員
   地方整備局:局長、副局長、副局長、総務部長、企画部長、建政部長、河川部長、
           道路部長、営繕部長、用地部長
 
 ・委員会内容【資料一覧
   1.議事
    (1)再評価対象事業の説明・審議
      〔河川事業〕
       @北上川下流直轄河川改修事業(旧北上川分流堰地区)
       A鳴瀬川直轄河川改修事業(中流部)
      〔砂防事業・地すべり対策事業〕
       B赤川水系直轄砂防事業 赤川流域
       C豊牧地区直轄地すべり対策事業
       D平根地区直轄地すべり対策事業
    (2)事後評価対象事業の説明・審議
     〔河川事業〕
       @阿武隈川救急内水対策事業
       A名取川直轄河川改修事業(閖上地区)
       B北上川上流直轄河川改修事業(日形地区)
       C赤川直轄河川改修事業(放水路拡幅整備)
      〔砂防事業〕
       D北上川水系直轄砂防事業 胆沢川流域
   2.その他
   3.閉会

【審議結果】
  東北地方整備局事業評価監視委員会は、事業実施者(東北地方整備局)から
 再評価対象事業及び事後評価対象事業の関係資料の提出と対応方針の説明を受け
 審議を行った。
  審議結果は次のとおりである。

1.再評価について
  (1)審議結果
    @北上川下流直轄河川改修事業(旧北上川分流堰地区)
     A鳴瀬川直轄河川改修事業(中流部)
    B赤川水系直轄砂防事業 赤川流域
    C豊牧地区直轄地すべり対策事業
    D平根地区直轄地すべり対策事業
    以上、5事業について、対応方針(原案)どおり「継続」が妥当である。

  (2)なお、以下の意見があった。
     1)旧北上川分流堰といった先人の知恵を残している河川施設について、事業
      の完成後においても、一般の人が直接触れあい、その機能・役割等について
     理解できるよう配慮すること。
     2)河川事業については、上下流における各種対策が一体となって機能するも
      のであり、それぞれの事業が全体の中でどのような役割を担っているのかを
      一般にわかりやすく説明すること。
     3)旧北上川分流堰については、水棲動物の往来等について状況を把握する
      とともに、対応を今後とも進めること。
     4)直轄砂防事業について、他の事業とは事業計画等の基本的な考え方が異
      なるため、必要性や事業の進め方について説明資料を工夫すること。

2.事後評価について
  (1)審議結果
    @阿武隈川救急内水対策事業
    A名取川直轄河川改修事業(閖上地区)
    B北上川上流直轄河川改修事業(日形地区)
    C赤川直轄河川改修事業(放水路拡幅整備)
    D北上川水系直轄砂防事業 胆沢川流域
    以上、5事業について、「改善措置及び今後の事後評価の実施の必要性はない」
    との対応方針(案)は妥当である。

  (2)なお、以下の意見があった。
     1)内水対策に当たっては、土地利用規制も含めた総合的な治水対策を検討する
      ことが望ましい。
     2)費用対効果が比較的低い河川改修事業について、関連事業を含めた一連の
      事業の費用対効果を参考として説明することが望まれる。