平成15年度 東北地方整備局事業評価監視委員会
(第2回)について
 
 平成15年10月2日に行われた、平成15年度東北地方整備局事業評価監視委員会の審議結果についてお知らせいたします。

【開催概要】
  ・開催日時 平成15年10月2日(木)  13:00〜17:00

  ・場  所 「ベリーノホテル一関」2階 西の間

  ・出席者
    委   員:首藤委員長、佐々木委員、鈴木委員、須田委員、三浦委員
          森杉委員

    地方整備局:局長、副局長、副局長、総務部長、企画部長、建政部長
          河川部長、港湾空港部長、営繕部長、用地部長

   ・委員会内容
    1.議事
     (1)再評価対象事業の説明・審議
       河川事業
        @北上川上流直轄河川改修事業(一関遊水地)
        A北上川上流直轄河川改修事業(砂鉄川)
        B雄物川上流直轄河川改修事業(土買川)
       砂防・地すべり対策事業
        C荒川遊砂地
        D濁沢第六砂防えん堤
        E黒渕地区直轄地すべり対策事業
       港湾整備・海岸事業
        F釜石港湾口地区防波堤整備事業・釜石港海岸湾口地区直轄
         海岸保全施設整備事業

     (2)事後評価対象事業の説明・審議
       河川事業
        @北上川下流浄化事業
        A雄物川下流浄化事業
        B鳴瀬川河道整備事業
        C阿武隈川上流河道整備事業
     (3)次回審議対象事業の紹介
    2.その他


【審議結果】
  東北地方整備局事業評価監視委員会では、事業実施者(東北地方整備局)か 
 ら再評価対象事業の関係資料の提出と対応方針の説明を求め、審議を行った結
 果は次のとおりである。
 
 1.再評価について
  (1)審議結果
    @北上川上流直轄河川改修事業(一関遊水地)
    A北上川上流直轄河川改修事業(砂鉄川)
    B雄物川上流直轄河川改修事業(土買川)
    C荒川遊砂地
    D濁沢第六砂防えん堤
    E黒渕地区直轄地すべり対策事業
    F釜石港湾口地区防波堤整備事業・釜石港海岸湾口地区直轄海岸保全
     施設整備事業
    以上、7事業について、対応方針(原案)どおり継続が妥当である。

  (2)なお、今後の事業にあたり、以下の意見があった。
    1)一関遊水地については、下流域の水害防御効果についてもわかり
     やすく説明していくべきである。また、文化遺産等の保全効果など
     も適切に評価するように工夫すべきである。
    2)河川改修事業については、外水対策のみならず内水対策や土地利
     用規制についても、自治体等への働きかけや連携を図りながら取り
     組むべきである。
    3)荒川遊砂地をはじめ、砂防施設の整備完了後の維持管理を確実に
     行っていくことが重要である。

 2.事後評価について
  (1)審議結果
    @北上川下流浄化事業
    A雄物川下流浄化事業
    B鳴瀬川河道整備事業
    C阿武隈川上流河道整備事業
   以上、4事業について、改善措置及び今後の事後評価の実施の必要性
   はないとの対応方針(案)は妥当である。

  (2)なお、今後の同種事業の事後評価について、以下の意見があった。
    1)施設の適切な維持管理などの必要性についても明記すること。
    2)河川の水質改善事業や「水辺の楽校」などの河川環境整備事業に
     おける費用対効果分析においては、河川空間の利用者を考慮した分
     析など分析手法について更なる検討を行い、その結果を報告するこ
     と。