川はその多くの部分で、曲がりくねりながら瀬(せ)と淵(ふち)を繰り返し形づくっています。平面的に見ると、同じように曲がって蛇行(だこう)している川でも、瀬や淵の現れかたや水の流れかたによっていくつかのタイプに分けることができます



浅くて流れがはやい所を「瀬(せ)」といいます。瀬には「早瀬(はやせ)」と「平瀬(ひらせ)」の二種類があります。

浅くて流れがもっともはやく、底がおもに浮き石になっています。早瀬のうちでも、勾配が急で底石があらく、白波が立つようなところを荒瀬ということもあります。
浅くて流れがはやく、底がおもに沈み石になっています。平瀬のうち、底にあまり変化がなく、小石がビッシリあるような所をチャラ瀬ということもあります。
川が曲がる時、流れが岩盤などに当たり川底を深くえぐった所を淵といいます。