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   今日は南パトロール(三戸方面)。天気は雪。あの日から3年が経ちました。

 

 

   東日本大震災は、多くの人命、資産を奪い、我々に大きな爪痕を残しました。過去から繰り返す津波の悲劇と、その
  都度建てられた津波石は先祖の代から続く熱い願いが込められております。
   東日本大震災では、日本の甚大な津波災害を画像・映像等で克明に記録した初めての災害と言われています。

   我々東北地方整備局も津波石を残した先祖達のように、同じ悲劇を繰り返さないことを願い、この被災体験・教訓を活
  かすための記録として整備局及び被災した市町村などからご協力を頂いた約1万点の写真と映像などを掲載したWebサ
  イトを作成しました。今後も復興への道筋を定点写真等でご紹介してまいります。

   なお、このサイトの写真、映像等の各種資料は二次利用を想定しておりますので、ご自由に資料へ添付して頂くことも
  可能です。明日の日本の防災力向上へ向け、皆様と一緒にこの出来事を伝承していくことを強く希望します。

  <参考>サイトTOPページ 

 

 

   東日本大震災の教訓を基に、東北地方整備局が作成した冊子「災害初動期指揮心得」が「非常に参考になる」と省内
  で評判です。大規模災が起きた直後から一週間後までに指揮官が取るべき対応や心構えをまとめたもの。
  徳山日出男局長(当時)の発案で、職員が1年がかりで作りました。

   冊子では、「状況把握が遅れている所こそ最大の被災地であることが多い」などの留意事項や、まず第一に救助車両
  が通行できるよう道路を復旧させることなどの重要性を、実例を交えて紹介しています。

   ある幹部は「(出先機関の多い)国交省はどこよりも現場に見に行ける組織だから、自治体の機能が失われても、うち
  がしっかりしていれば、官邸に集まる情報は重厚なものになっていくと改めて感じた」と思いを新たにした様子。冊子には、
  仙台空港が津波で浸水する直前に、防災ヘリを素早く離陸させられた経緯も書かれており、別の幹部は「ヘリの一件は、
  地整局の課長の決断力の賜だという話になっているが、そのウラには日頃のみんなの工夫の積み重ねがあったことを初
  めて知った」と感心した様子。
   この幹部は「本の冒頭の「備えたことしか、役に立たなかった」という言葉が良い。正しい決断をするためにも、良い備え
  をしておかないといけないね」と気を引き締めていました。

「災害初動期指揮心得」 「啓け!〜被災地へ命の道をつなげ〜」



 

各地で進む「復興への歩み」 復興道路として初めて開通した「宮守〜東和」間

   当事務所管内でも「復興の歩み」が進んでいます。3月29日(土)、東日本大震災からの「復興道路」として整備を進める
  三陸沿岸道路のうち、八戸市の八戸南環状道路が全線開通いたします。八戸自動車道と昨年3月に完成した八戸南道路
  に連結し、産業・観光の振興や救急搬送、被災地支援などの効果が期待されます。

(進捗状況がわかります)

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