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   今日は南パトロール(三戸方面)。気温も高く、心地よいパトロールでした。



   よく車を運転していると、道路上に円形状の穴が開いているのを見掛けますよね。あの穴(通称:ポットホール)なんですが、
  実は放っておくと路面陥没を引き起こすくらいの大きな穴になってしまうのです。

これがポットホール
(小さい穴と見くびっていると痛い目に・・・)
常温合材で応急処理

 

   道路巡回において、特に注意をはらっているのが道路の穴ぼこです。それは管理上の問題点として以下のことが考え
  られるからです。
 
 

   みなさん、走行中に下の写真のような穴ぼこがあったらびっくりしますよね。
              ▼
    


 

 

  
   @大型車の交通による負荷
   A車線の横断勾配による負荷


  
   @カーブ区間
   A交差点部


  
   @排水状況(目詰まり・水平区間)
   A降雨量
   B下層の透水条件
    (コンクリート床版もしくはアスファルト舗装)



@路面が傷み、表層にひび割れ発生

Aひび割れ部から雨水が浸透することにより、
「表層」と「基層」の接着力が弱まる。


Bタイヤの衝撃が加わり、ポットホールができる。


 

   ポットホールの応急補修方法は、通常、持ち運びやすいように袋詰めになった常温アスファルト混合
  物を直接ポットホールに埋め、軽く転圧することで仮復旧を行っていますが、積雪寒冷地では融雪用の
  散水が常時、実施されているケースが多く、仮復旧作業もポットホールに水が充満した条件下で実施
  されるため、仮復旧後3〜4日で再びポットホールが発生するケースもあり、管理者を悩ませています。
 

   上記で述べたとおり、ポットホールの原因には水と衝撃が深く関与しています。ある自動車専用道路の事例を
  出しますと、断続的に降り続いた大雨と、大型トラックの走行による表層のはがれで一日で直径約80cmの穴が
  発生したとのこと。雨が続く日は要注意です。

 
   限られた予算の中で、部分的な補修をこまめに行い、本復旧の予定を思案する毎日です。
   とはいえ、安全に道路を使用してもらうという管理者の責務は果たさなければなりません。

   そこで、少しで良いので自動車等を運転される方に以下のことをお願いできればと思います。

@特殊車両通行許可制度にご理解を
詳しくは 特殊車両取締りを行いました を参照

A道路の異常を発見したら「道路緊急ダイヤル♯9910(無料)」へ
詳しくは 道路パトロール日誌(4月23日) を参照




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