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  8月10日(金)、十和田市内で情報化施工技術体験会が行われました。

関係機関合わせて約50名が参加しました。 実機体験も行われました。





  情報化施行とは、建設事業の調査、設計、施工、
 監督・検査、維持管理という建設生産プロセスの
 うち「施工」に注目して、ICT(情報通信技術)の活
 用により各プロセスから得られる電子情報を活用し
 て高効率・高精度な施行を実現し、さらに施行で得
 られる電子情報を他のプロセスに活用することに
 よって、建設生産プロセス全体における生産性の
 向上や品質の確保を図ることを目的としたシステム
 です。

  また、情報化施工は、情報化施策であるCALS/
 ECに密接に関連した施策であり、CALS/ECの工
 事施工フェーズの一部を受け持つものと定義され
 ています。
 ◎主なメリットとして以下の内容が期待されています。 

■確実な品質確保 ■CO2発生量の抑制 
■現場作業の効率化・工期短縮 ■コスト削減 
  ■熟練者不足への対応  ■安全性の向上  
  ■建設現場のイメージアップ  ■技術競争力の強化  



  事前の試験施工によって、規定の締固め度を得られる締固め回数を確定し、実施工でTS・GPSで得られる高精度の位置
 情報を利用して、締固め機械の転圧回数をリアルタイムに管理する。
GPSアンテナを搭載したローラー 転圧管理ソフト画面(色の変化で転圧状況が把握できます)
  設計データを保有し、位置情報をGPSでリアルタイムに測定しながら施工を行う。
  (丁張がなくてもカーブ法面の施工が容易)
現場内での重機位置、姿勢を管理できます  設計データをグラフィック表示(位置誘導ができます)
 
 
  レーザーレベルの組み合わせで重機管理を実現      GPSから送られたデータをさらに修正することで、
   pオーダーでの測量精度を実現 
   
  一人での測量を可能にしたシステム。測量作業の省力化を実現。TS出来形管理にも最適。  
             
熱心に聞き入る参加者達   この機械が賢いんです!



  情報化施工技術の一つであり、従来利用されている巻尺・レベルに代わって、施工管理データを搭載した
 トータルステーション(TS)を利用した出来形管理方法です。TSの利用により3次元の座標値を計測すること
 で、瞬時に設計値との比較ができるようになり、施工管理・監督検査に計測した施工管理データを用いること
 が可能となります。

 ◎主なメリットとして以下の内容が期待されています。
  
 ▼各画像をクリックするとPDFデータで開きます(全データはこちら

■車線規制時間の短縮   ■出来形計測作業の省力化・効率化
 
   
■出来形品質の均一化   ■内業の効率化 
 
     
■計測作業の安全性向上    
   
       



  東北地方はご承知の通り豪雪地帯。冬季は土工の適期が限られます。情報化施工は工事期間の短縮が期待されて
 います。マシンコントロール技術を用いた、モーターグレーダー、ブルドーザーでは従来の施工方法に比べ測量時間が短
 縮されるほか、丁張り・検測のための時間も不要となるため、施工時間が大幅に短縮され、土工の施工可能日の少ない
 時期においては、特に有効な技術の一つかもしれません。
  国土交通省では情報化施工を推進しています。

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