岩木川にある石碑


 
治水記念碑

  内務省岩木川
   改修事務所発祥の地


  岩木川
   改修記念の松


  小野忠造の碑

  小野忠土手跡の碑

  水戸口竣工記念碑

  長谷川水戸口顕彰碑

 吉田松陰先生
   渡舟記念碑

川の用語集






 五所川原市元町地内、岩木川右岸堤防内側の小高い丘に建てられています。現在の実り豊かな津軽平野は、岩木川の治水によってつくられました。

 いま見る長大な堤防は、多くの先人たちの努力によって築かれた偉大な遺産であります。

 治水記念碑は、この偉業に献身的に尽くされた業績を、長く後生に伝えようと、昭和57年10月に岩木川改修期成同盟会が建てたものです。

 岩木川右岸の五所川原市内を流れる十川と旧十川。十川改修の歴史は慶長14年(1609年)が古文書上の初見とされています。藩政期の岩木川治水事業でも最初に手がけられたのが十川。屈曲が矯正され流路も変えられてきました。

 昭和5年からは二十年がかりでショートカット工事が行われ、上半身は十川、下半身は旧十川に分離されました。

 低地のため水が容易に引かないのが悩みの種。昭和初期の水害では、たまった水を抜くために村民総出で岩木川の堤防の切り崩しにかかりました。忌まわしい水害の記憶も過去のものになりつつあります。

 旧三好村の同地区は、県内でも一番の水害の常襲地帯でした。岩木川の洪水が十川に逆流する度に、行き場を失った上流の水が堤防を破壊。濁流が背後から集落を襲いました。同村を水魔の呪縛から解放するため、明治29年、住民パワーを結集して十川に堤防を築きました。「岩木川治水記念碑」は、岩木川に合流する十川を土手の上から見下ろしています。




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