平川右岸上流地区堤防強化工事
      
富士建設株式会社
                 

 
 
 
 当所発注の平川右岸上流地区堤防強化工事では、堤防を強化するための方策として堤防断面の拡大:腹付け盛土ほか矢板工、頭部コンクリート工の施工を予定しています。
 受注者の富士建設(株)さんでは、3次元測量成果をもとに3次元設計データを作成し、3次元設計対象の土工(腹付け盛土)に加え、構造物(矢板及びコンクリート)も設計データ化(CIMモデル化)して施工誤差管理を行っています。

 今回の工事測量では、3次元設計データと現地測定点をハンディーパット内の3次元のバーチャル空間で直接比較できることにより、任意の指定点の測量を一度の測定により高さ(z)と平面位置のずれ(x、y)が把握できるものになっています。 
 
 ▲ハンディーパットの表示画面
 
  また、今回工事で使用している自動追尾トータルステーションは”ワンマントータルステーション”ともいえる器械であることから、通常2人で行う作業が1人で行えることが利点であり、省人化などによる合理化策として生産性向上が期待されているところです。
 
▲ハンディーパットと照準器を用いての作業  ▲自動追尾トータルステーションと測量作業員 
   
 
▲ハンディーパットを見ながらの測位作業  ▲トプコン社製LN-150
(トプコン社HPより引用)
 
 
  今後、当該工事及び隣接の平川右岸下流地区堤防強化工事においては、i-Constructionの展開として、3次元設計データを移し込んだ建設機械によるICT施工・3DMC(3次元マシーンコントロール)バックホウによる土工(腹付け盛土)の施工も実践していくことにしております。
 
 

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