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 青森河川国道事務所では10月29日(月)に弘前工業高等学校 土木科 2年生35名を招いて、工事進捗中の浪岡五所川原道路の工事現場見学会を開催しました。
位置図 浪岡五所川原道路は、高規格道路として指定された、青森市浪岡から五所川原市を経由し鯵ヶ沢町に至る約40kmの「津軽自動車道」の一環として整備しています。
 これまでに、8.1kmが開通していますが、高度医療施設へのアクセス向上などの効果があり、全線開通により、更なる交通混雑緩和が期待されます。

監督官
 今回の工事現場は、上図の赤い点線箇所。現場を案内してくれたのは、梨子(なし)建設監督官で、舗装工事を紹介してくれました。
 今年度の供用に向け、忙しい現場監督の日々が続いています。


現場代理人
 舗装工事の詳細は、現場代理人が紹介してくれました。

 舗装の良し悪しは施工温度が命!これから寒くなってくると、より一層気を使います。


アスファルトフィニッシャ
 これがアスファルトを敷(し)き均(なら)すフィニッシャと呼ばれる機械です。アスファルトを積んだダンプがバックで近づき、フィニッシャの手前部分にアツアツのアスファルトを降ろしていきます。
 囲いの部分は上下に動くようになっているんですよ。


アスファルトフィニッシャ
 機械を後ろから見ると、こんな感じです。この機械が進みながら、一定の幅と厚さでアスファルトの層が出来ていくのです。なんとこの機械、一気に9m幅の施工が出来ちゃうんです!!
 主流の機械が4m程度までなので、いかにすごいかがわかります。

 アスファルトを敷き均した後は、ローラーで締め固めも行いますよ。
ランプ

 続いては、場所を移動して本線への乗り入れ道路にやってまいりました。ここは路盤と呼ばれる砂利の層まで終わっていて、この上にアスファルト舗装がかぶさるのです。


路盤説明

 ここで、体を動かしてちょっとした試験を行いました。路盤の締め固めがしっかり行われているかどうかの密度管理をする試験です。


現場密度試験

 締め固めが終わった路盤に穴を開け、砂を投入し棒でつついて締め固めます。そうすると、入った砂の量から路盤の密度が分かるのです。


舗装風景

 舗装が終わり、区画線も引き終わった区間です。

 ここまで仕上がると、開通も間近に感じますねぇ(^_^)
 浪岡五所川原道路は自動車専用道路なので、開通してしまうともう歩くことは出来ません。皆さんもぜひご覧になってみてください。
 青森河川国道事務所では、他にも現場見学会を広く募集していますよぉ(^_^)/~
<まめ知識>
 津軽自動車道は青森市浪岡(浪岡IC)を起点とし、五所川原市を経て鯵ヶ沢町に至る延長約40kmの、一般国道101号の自動車専用道路です。津軽自動車道は東北縦貫自動車道と連結し、県都・青森市と津軽地方の交流をさらに深めるとともに、津軽地方の日常生活、経済活動等を支援する道路として重要な役割を担っています。また、青森空港、青森港等の交通拠点とのアクセス時間の短縮が図られる他、豊かな自然・観光地を結ぶ広域観光ルートの形成に寄与する路線として期待されています。
 現在、青森市浪岡と五所川原市を結ぶ「浪岡五所川原道路」延長15.7kmの事業を行っており、今年度、全線供用の予定です。
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