めっちゃ楽しい“体験型”現場見学会
〜尾上総合高等学校 1,2年生を対象に“体験型”現場見学会を開催〜
 青森河川国道事務所では7月12日(木)に尾上総合高等学校 エコロジー(環境工学)系列1,2年生22名を招いて、4車線化工事進捗中の青森環状道路、まもなく部分開通を迎える一般国道4号土屋バイパス、国道上をまたぐ新幹線橋梁の工事現場見学会を開催しました。
青森環状道路 編
青環位置図  まずは、青森環状道路の現場に到着。青森市筒井周辺の渋滞解消を図るべく、筒井から後萢間の平成21年度開通を目指し、4車線化工事を行っています。

 完成すると、環状道路自身の混雑が解消される上、「ねぶた祭り」時や災害時などの迂回路としても機能します。
 青森国道維持出張所の大澤所長のあいさつのあと、さっそく“体験型”見学会の始まりです。

 残念ながら天気はドンヨリ。最後までもってくれるか…
大澤所長
佐々木技術係長  今回、現場を案内してくれたのは、青森国道維持出張所の佐々木技術係長。

 早期開通に向け担当工事はたくさんありますが、確かな品質確保のため厳しい目で現場監督をしています。
 まずは、赤川橋下部工工事の現場において、コンクリート非破壊試験を体験。

 コンクリート構造物の中には引張り力に対する補強のために鉄筋が入っています。その鉄筋が設計どおりに入っているのかを超音波にて探索するのが非破壊試験なのです。

 コンクリートの強度試験もやってみました。
 シュミットハンマーという機材です(右の写真にマウスを重ねてみよう)。
鉄筋探査試験
コンクリート強度試験  どちらも簡単な機械で出来るので、初めてさわる生徒たちでもラクラク出来ました。

 ついでに、当事務所の若手職員も体験。何事も、実際にやってみることが大切です。
 一通り体験したあとは、疑問に思ったことを質問です。

 「橋台表面に見える小さな穴は何?」「ハンマーの値段は?」など、活発な質問がありました。

 ちなみに、ハンマーは6万円くらい、鉄筋探査機は160万円くらいだそうです。
質問状況
盛土の現場密度試験  続いての体験型見学は、戸山道路改良工事の現場で、盛土締め固め密度試験を体験。

 通常であれば、現場密度試験などの手間がかかるのですが、この現場ではパッと計れる機械を使っています。

 ところが、どれだけ待っても結果が出ません。朝からがんばりすぎて電池切れになっちゃったみたいです。
 ここでも、質問タイム。

 「盛土に適した土とは?」「土はどこから運搬してるの?」「密度試験はどの場所でやっても良いの?」など、ここでも活発な質問がありました。

 ちなみに、密度試験機はRI計器と呼ばれるもので、微量の放射線により密度が計れちゃうのです。
質問状況
ビオトープ  尾上総合高校のエコロジー系列は、環境も勉強しています。 

 青森環状道路といえば、忘れてならないのが「共生の郷 メダカ郷和国」。環境工学とあっては、ここを見学しないわけにいきません。

 この後、浅虫の道の駅で昼食休憩でした。
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土屋バイパス 編
土屋BP位置図  昼食休憩のあとは土屋バイパスの現場へ到着。今回、見学会を開催した現場は、左の図の赤実線の箇所。

 海の上に橋もかかり、開通もまもなく!

 この間が開通すると、幅員が狭く急なカーブが解消され、スムーズな走行が可能になるほか、雨や雪などの自然災害に強い道路が出来ます。
 土屋バイパスの現地案内をしてくれたのは、加藤監督官。7月31日の部分開通を控え、現場監督に余念がありません。

 それにしても、この日は寒かった!
加藤監督官
説明  残念ながら、橋の上は舗装中で入れませんでした。

 しかし、その手前で真剣に話しを聞く生徒たち。

 「舗装っていくらお金がかかるの?」など質問が出ていました。
 むつ湾に架かる橋も「ほたて大橋」と命名され、あとは舗装を残すばかり。着々と開通に向けて準備が進んでいます。7月28日にはイベントもあります。みんなで来てね。

 通常であれば、川の名前が入る場所にも「むつ湾」の文字が…
ほたて大橋
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新幹線橋梁 編
新幹線高架橋現場  本日、最後の現場は平成22年度開業に向け、鋭意工事が進んでいる新幹線の橋梁工事現場です。

 青森環状道路の上にどんどん張り出してきている橋を見に行きました。
 現場を案内してくれたのは、この現場の所長の北野さん。

 まずは、橋の下にて概略の説明を聞きました。
北野さん
新幹線橋梁  こんなに大きな橋梁の工事現場は我々でもなかなか見学する機会のないもの。橋脚の脇の階段をグルグル登って天辺へ。

 この橋の形式はエクストラドーズド橋と言い、柱から太いピアノ線で斜めに橋桁をつることにより、薄く長い橋を作ることができます。ちょっと違うんだけど、身近なところでは青森ベイブリッジみたいな感じです。
 橋の上でも細かい説明を聞きました。出来てしまってからでは、絶対登ることができません。

 この後、張り出しているところの先端まで行って、橋の断面も見てきました。
橋上での説明
良い景色  柱の天辺から眺めてみました。どんどん橋がつながって行くんですね。

 最後まで、雨が降らず良かったです。
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 これで、本日の現場見学会は終了でした。普段の授業では味わえない全てのことに、みんなの目も輝いていました。これを機に、土木技術者を目指してもらえると、我々もうれしいです。
 他の皆さんも、ぜひ見学にいらしてください。
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