秋田は、11月の終わりから3月ごろまで雪の季節が続きます。
ドライバーにとって、雪道というのは厄介(やっかい)なもの。
でも、安全運転の基本さえ守っていれば大丈夫。
ここでは、雪道ドライブの注意点をご紹介しますので参考にしてみてください。
1 基本は余裕をもった
 ドライブプラン


2 急ハンドル、急ブレーキは
 厳禁!
 〜急な操作は事故を招く〜


3 車間距離は夏場よりも
 多めにとる


4 路面状態の変化に注意!
 〜冬の路面は危険な
 生き物〜


5 昼でもライト点灯
 〜自分は見えても、
 相手は見えない?〜


6 譲る気持ちをもって、
 ゆとりの運転
 〜「お先にどうぞ」が
 安全運転への近道〜


7 トラブルに
 遭ってしまったら


8 冬道安全ドライブ10箇条
 〜これまでのまとめ〜
 
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雪道では渋滞に巻き込まれることもしばしば。そんな時、約束の時間が迫ってイライラし、必要以上にスピードを出すのは命取りになりかねません。雪道に限らず、「ゆとりのあるドライブプランを立てるところから安全運転はスタートする」と肝に銘じてください。
雪道の運転で“3急”運転は厳禁です!
“3急”とは「急発進」「急ブレーキ」「急ハンドル」のこと。スリップの原因になりますし、特に、坂道やカーブでは事故の元。「ゆっくり発進」「やんわりブレーキ」「静かにハンドル操作」を守りましょう。
車間距離を詰めて走るのは急ブレーキの原因。充分な車間距離があれば、前の車が急ブレーキを踏んだときや、スリップしたときでも対処することができます。でも、前だけではなく、後続車にも注意を払ってくださいね。
第1章でもご紹介しましたが、雪道にはさまざまな種類があります。天候や交通状況によって刻々とその姿を変え、判断を誤るとトラブルや事故の元になりかねません。ですから、どんな状態なのか、常に注意を払う必要があります。
吹雪のときはもちろん、くもりや薄暗いときにもヘッドライトを点灯しましょう。ヘッドライトは前方を照らしてくれるのと同時に、自分の存在を示してくれるもの。吹雪で見通しが悪いときでもライトを点灯しない人がいますが、これは危険です。自分が見えるから…ではなく、対向車や後続車は自分のこと見えるだろうか?と考えることが大切です。
無理をせず追い越してもらうゆとりを
「雪道は危険」といっても、地元ドライバーは慣れっこ。結構なスピードで走行する人もいます。ですから、地元ドライバーに後ろからあおられてしまったらタイミングを見計らって追い越してもらうようにしましょう。意地を張って抜かせないようにするなど持ってのほかです。
避けたい、雪道での追い越し
逆に遅い車がいるからといって無理に追い越そうとしてはいけません。冬の秋田の国道では深いわだちができていることがほとんど。そのわだちを跨いで追い越そうとすることそのものが危険行為です。地元ドライバーがやっているからといって真似しないように。
万が一、前の車が道を譲ってくれた場合でも、充分な安全確認をしてから、慎重に追い越しましょう。
交差点でも「お先にどうぞ」
前にもお話したように、雪道の交差点付近はアイスバーンやミラーバーンになっていることが多いものです。青信号になったからといってすぐに発進すると、止まれなかった車がスリップして横から飛び出してくることもあるのです。ですから、発進前には左右の確認をするようにしましょう。自分が先に!ではなく「お先にどうぞ」と譲ってあげられるぐらいのゆとりが欲しいですね。
万が一トラブルにあった場合はどうすれば良いのでしょう?
ここでは代表的なトラブルの対処法をご紹介します。
スタック(雪にタイヤがはまって動けなくなること)してしまった場合
第一に、むやみに自力で脱出しようとしないことです。タイヤが空転し、余計に状況がひどくなってしまうこともあります。まずはしっかりと状況を確認するのが先決。
もし後ろから押したりして脱出できるようだったら、同乗者などに協力してもらいましょう。また、通りがかりの車が止まってくれるようだったら、けん引ロープを使って引っ張り上げてもらうのも方法のひとつ。でも、周りに誰もいない場合や、引っ張り上げてくれる車がいない場合は、ロードサービスを呼ぶのが一番です。
バッテリーが上がってしまったら
周りに他の車がいるようでしたら、ブースターケーブルを使って再始動を試みてみましょう。
【方法】
【1】バッテリーの上がってしまった車のエンジンを切ります。
  ※救援する方の車のエンジンはアイドリング状態をキープ。
【2】故障車のバッテリーのプラス端子に、赤いケーブルを接続します。
【3】赤いケーブルのもう一方を、救援車のプラス端子につなぎます。
【4】反対に、黒いブースターケーブルを救援車のマイナス端子に接続します。
【5】黒いケーブルのもう一方を故障車のエンジンブロックの金属部分(バッテリーから遠い方が良い)につないで、アースを確保します。
【6】故障車のエンジンをかけます。
  ※ この時、救援車はアクセルを踏んで、だいたい2000回転〜3000回転ぐらいの
  回転数にしておきます。
【7】ブースターケーブルを外します。
※ブースターケーブルを外す時は、今の手順を逆に行ないます。
◆ エンジンがかかったからといってすぐにエンジンを止めたりせず、しばらくはエンジンをかけておいて充電しましょう。ただ、これで万全の状態になるわけではありませんので、早めにバッテリーを外してきちんと充電するか、交換するようにしましょう。
1.ゆとりのあるドライブプランを立てる
何よりも「時間にゆとりのあるドライブプラン」が安全運転の第一歩。
時間にゆとりがあれば、渋滞に巻き込まれてもトラブルが起きてもあわてずにすみます。
2.いつでも止まれるスピードで!
運転し始めたら、これが原則。「約束の時間が迫ってるから」とアクセルを踏みこむのは、事故に向かってアクセルを踏んでいるようなもの。雪道ではカーブだけでなく、直線でもちょっとした段差やオーバースピードがスリップの原因となります。アクセルを踏みこむぐらいなら、ゆとりのあるドライブプランを立てましょう。
3.“3急”運転は事故の元!
雪道での「急発進」「急ブレーキ」「急ハンドル」は厳禁!
キーワードは「ゆっくりと発進」「早めのジワ〜っとブレーキ」「静かにハンドル操作」。
4.車間距離は多めにとって!
雪道での制動距離は、乾燥した路面の数倍。「スタッドレスタイヤだから」「タイヤチェーンをしているから」と思わずに、充分な車間距離を保ちましょう。
5.路面状態の変化には細心の注意を払う
圧雪路、アイスバーン、ミラーバーン、シャーベット状の路面など、雪道にもさまざまな種類があります。路面状態をみきわめることはとても重要。危険回避のポイントであると心得てください。
6.ヘッドライトは昼でも点灯!
ヘッドライトの点いていない車は、明かりのない灯台と同じ。自分の存在を知ってもらうためにも、昼でもライト点灯を。
7.無理せず追い越してもらう
地元ドライバーは雪道にとっては慣れっこですので、思ったより速いスピードで走ります。後ろからあおられたりしたら無理をせず、タイミング見計らってウィンカーを出して追い越してもらいましょう。
8.無理な追い越しは厳禁!
深いわだちができやすい雪道では、追い越し自体が危険行為。「対向車がいないから」などと思わず、できるかぎり追い越しは避けましょう。
9.青信号でも左右確認
交差点付近は最も滑りやすい箇所のひとつ。青信号になっても「止まりきれない車が飛び出してくるかも」と予測することが大切です。一旦左右確認するぐらいの余裕を持って発進しましょう。
10.譲る勇気を持ってゆとりの運転
一人よがりの運転は、冬に限らず事故の元です。「われ先に!」ではなく、「お先にどうぞ」と譲る精神が、事故を未然に防ぐ方法なのです。