沿革

 奥羽山脈を越える仙岩峠付近では、冬季に入ると最大積雪深5mを越える豪雪地帯で、しかも急峻な地形での連続ヘアピンカーブの道路形状となっていました。このため冬季間は通行止になり、また、融雪水や降雨による災害が多発するので、極めて危険な道路となっていました。
 仙岩道路は冬季間の交通を確保する観点から昭和45年に着工し、道路技術の粋を集め、急峻な山岳地に6年の短期間で完成させ、昭和51年10月に開通しました。
 この道路は、東北地方の太平洋側と日本海側を結ぶ数少ない横断道路の一つとして、秋田県の社会的・経済的交流及び周辺地域の開発に重要な役割を果たしています。




仙岩道路の変遷

工事中の仙岩トンネル (秋田県側)

当時の現道(左)と工事中の仙岩道路(右)