一般国道46号冬期道路サービス向上プロジェクト
−国道46号を利用する皆様の満足向上を目指して−
1.国道46号でのチャレンジ
2.取り組みの概要
3.冬期道路サービスのイメージ
4.取り組み〜サービス実現までの
   『3つ』のポイント

  5.これまでの検討結果
  (懇談会を中心として)

6.実施中のサービス
7.サービス実践後の検証・評価の結果と
   今後の展開方針(案)

8.おわりに



1.国道46号でのチャレンジ
 ・盛岡市から秋田市に至る国道46号全線(約87km)を一つのケースとして捉え、
  県境を挟んで岩手河川国道事務所と秋田河川国道事務所が連携しながら、
  2箇年にわたり冬期道路サービスの向上に取り組むものです。
 ・なお、取り組みに至る背景と検討区間は、以下を参照。
    (参考−1)一般国道46号 冬期道路サービス向上プロジェクトの概要
    (参考−2)プロジェクトの検討区間

2.取り組みの概要
 ・平成15〜16年度の2ヶ年で検討〜サービスの実施、評価等を行います。
 ・各年度の主な論点は次の通りです。

 平成15年度:ユーザ等の持つニーズの掘り起こし、先進事例等の把握・分析
 平成16年度:実際の整備計画の策定、サービスの実施、結果の評価



3.冬期道路サービスのイメージ
 ・道路管理者として道路を管理し、円滑な交通の確保のために既に環境整備済の
  基盤を有効活用して情報提供を向上させる、いわゆる「ソフト施策」の他、路側で
  情報提供している従来型情報提供の効率化や除雪面でのサポートなど、いわゆ
  る「ハード施策」の両面のバランスを保ちながらサービス向上の実現を目指します。
 ・また、既存施設を最大限活用しつつ、コストを最小限に抑えることも念頭に置きます。
   @「IT」を活用した道路情報提供によるサービスの向上
   A従来の道路情報板、視線誘導標等によるサービスの向上

 札幌市の事例(スマート札幌雪情報実験)      海外の先進事例(米国ワシントン州)


   ともに、(参考−3)サービスのイメージを参照。


4.取り組み〜サービス実現までの『3つ』のポイント
 ・今回の取り組みに当たっては、ニーズの掘り起こしを源泉として、地域とのコミュニ
  ケーションを図ることに軸足を置いて、実施すべきサービスを目指します。
 ・また、サービスの実施後は様々な角度から「評価」し、これを公表します。
 ・これを基に、今後継続すべきサービスを厳選しつつ、今後に向けた道標とします。

ポイント1
 ○道路利用者や地域の方々とのコミュニケーションにより、ニーズの掘り起こしに
   努めます。
 ○「懇談会」の他、アンケート、ヒアリング、沿線地区懇談会、パブリック・コメント等
   を実施。
           参照:(参考−4)懇談会の設立趣意
               (参考−5)懇談会メンバー
               (参考−6)各懇談会毎のテーマ

ポイント2
 ○既存の社会基盤を有効に活用するため、先進的な事例を広く分析し、サービス
   を実現します。  
 ○情報提供面でのサービスと視線誘導等の施設による利用者支援を図ります。

ポイント3
 ○ニーズ把握を受けて、サービス提供を実施した結果の目標の達成度を評価します。
 ○評価結果は公表し、今後の施策や展開に向けた道標とします。


5.これまでの検討結果(懇談会を中心として)
 ・これまでに開催済の2回の懇談会を中心に、進めている検討の過程を以下にご紹介
  します。

 5−1 「第1回懇談会」のテーマと議論の結果
  ・「第1回懇談会」は、次の4点をテーマに議論を行いました。
  (平成16年1月8日開催)

 @本プロジェクトを進めるに至った背景、主旨・目的の確認(前述の参考資料参照)
 A実施までの概略の工程
 Bサービスのイメージ(先進地の事例を紹介) 
        (参考−7)先進地域の事例
 Cニーズの掘起こしのイメージ
        (参考−8)ニーズ掘り起こしのイメージ
        (動画−1)第1回懇談会風景

 5−2 「第2回懇談会」のテーマと議論の結果
  ・「第2回懇談会」は、次の2点をテーマに確認と議論を行いました。
  (平成16年3月25日開催)

 @道路利用者の持っているニーズや想いの掘り起こし把握の結果
  ・インターネットアンケート、地区懇談会や郵送アンケートなどにより300名を越える
   方々から様々な意見・想いを寄せて頂きました。

  ・地区懇談会は沿線地区代表で3地区(雫石地区、田沢湖地区、角館地区)で行い、
   アンケート類はこれらを含めて(3月末現在集計 397名)
  ・これらの結果を懇談会の場で確認しました。(参考−10 ニーズの掘り起こし結果)

 Aニーズに応じて、実施すべきサービスのイメージ
  ・ニーズの掘り起こし把握の結果を受けて、道路管理者として実現していくべき「サ
   ービスのイメージ」を提示して、懇談によりご意見等を頂きました。
        (参考−11)実現すべきサービスのイメージ
        (動画−5)第2回懇談会風景

 5−3 「第3回懇談会」のテーマと議論の結果
  ・「第3回懇談会」は、次の3点をテーマに確認と議論を行いました。
  (平成16年8月26日開催)

 @整備計画スケジュール確認
  ・昨年度の検討開始から、今冬のサービスの実施に向けた実施計画・スケジュールを
   確認して頂きました。
        (参考−12)整備計画・全体のスケジュール

 Aサービスメニューの具体化と体験(シミュレーション)
  ・これまでの議論や意見交換を踏まえた、サービスメニューの具体化の提示と実体験
   (一部シミュレーションを含む)に基づき、更なる意見やご提案を頂きました。

 B実施後の評価手法、評価体制の議論
  ・実際に提供する各種サービスは、年度末を目途に速やかな検証・評価・公表を行い
   ます。
  ・これに向けて、サービス毎の「評価方法」「調査対象者」「調査時期」を同時に提案
   しました。

<インターネットによるサービス>
<携帯電話によるサービス>





        <道の駅(きょうわ)でのサービス>

     


        (参考−13)具体的なサービスと評価の基本方針
        (動画−6)第3回懇談会風景


6.実施中のサービス
 ・これまでの懇談やシミュレーションの結果を基に、以下の第1弾サービスから順次
  実施中です。

 6−1 第1弾のサービス
 ●『46NAVI(ヨンロク・ナビ)』サイトを11月15日に開設しました。
パソコンからは
 http://akita-road.thr.mlit.go.jp/r-46navi/
携帯電話からは
  http://akita-road.thr.mlit.go.jp/r-46navi/i/  (i-mode)
  http://akita-road.thr.mlit.go.jp/r-46navi/ez/  (EZweb)
  http://akita-road.thr.mlit.go.jp/r-46navi/v/  (vodafone live!)
   ※詳細   (参考−14)インターネット提供画面(情報の流れの説明)

 6−2 第2弾のサービス
   次の3つのサービスを12月27日から開始しました。

  ●除雪車後方標示
除雪車の後方のメッセージ版で除雪車が「退避」するまでの情報提供を後方の一般走行車両に提供します。(試験提供)
これによりドライバーのイライラを緩和し、無理な追い越しを抑制するなど、交通安全面での向上が期待されます。
(参考−15)除雪車後方標示の概要

  ●除雪ボランティア・サポート・プログラムの新規実施
地域住民の方と道路管理者が「協働」で地域内の通路や歩道の除雪を行います。国道46号沿線(秋田側)では初めての試みです。
(神岡町北楢岡三町内会の作業の様子)
「上卒田道路愛護会」の皆さんと協定を結び、除雪機械は管理者が貸与し、地域の方には作業と
いう形で汗を流してご協力頂くものです。
(参考−16)除雪ボランティアの概要
 
  ●「もしもしピット」の整備拡大
「もしもしピット」は、ドライバーが車を停めて、安全に携帯電話を利用することができる停車帯です。
冬期間には前述のサービスとセットで除雪作業中の除雪車両の「一時待避場所」として使用し、施設の有効活用を図ります。
(参考−17)もしもしピット整備の概要

 6−3 第3弾のサービス
   次の4つのサービスのうち2つを1月14日から開始しました。

  ●除雪車位置情報提供(1月14日開始のサービス)
『46NAVI(ヨンロク・ナビ)』サイトから、現在走行している除雪車両の位置と方向の情報を提供するものです。(配備車両全てに対応)
〔位置情報トップ画面〕
〈画像をクリックすると拡大します〉
出発や休憩時間を決める目安に活用でき、移動計画が立てやすくなります。
PC版と携帯電話版で情報提供しています。
(参考−21)除雪車位置情報提供の概要

  ●角館町スマイルバス バスロケーション・システム(1月20日開始のサービス)
角館町と協同で、角館町町営バス「スマイルバス」の走行位置をインターネットや携帯電話でお知らせするものです。
画面イメージ
(左:パソコン、右:携帯電話)
〈画像をクリックすると拡大します〉
荒天時での長時間のバス待ちや乗降客からの問い合わせにも迅速な対応が可能となります。
『46NAVI(ヨンロク・ナビ)』サイトからアクセスできます。
(参考−22)バスロケーションシステムの概要

  ●安全施設の整備(2月末まで随時整備します)
交通事故抑制のため埋込み型視線誘導標/注意喚起標識/連続照明/凍結抑制舗装などの安全施設の整備です。
事故データ等の分析と道路利用者のニーズを把握し、両面からの検討を行い整備にあたっています。
現地の状況等を勘案しながら、順次整備を進めています。
(参考−23)安全施設の整備の概要(参考23補足)安全施設整備のイメージ

  ●降雪量情報のメール通知サービスの追加(1月14日開始のサービス)
朝6時観測の降雪量/天候/路面状況を毎朝メールでお知らせするものです。(前日からの)
観測地点は盛岡市/雫石町/田沢湖町/角館町/協和町の5箇所です。
『46NAVI(ヨンロク・ナビ)』でも既に提供中の情報ですが、楽なメール受け取りで、朝の通勤などの出発時間の調整が容易になります。
(参考−24)降雪量情報メール通知サービスの概要

6−4 道の駅「協和(きょうわ)」の新規オープン
   協和町・国土交通省秋田河川国道事務所が整備を進めてきました、道の駅「協和」
  (愛称:四季の森)を2月10日オープン。
   道路休憩施設は、道路利用者が安心して自由に立ち寄り、休憩できる施設ですが、
   休憩機能によりドライバーの過労運転による交通事故の防止や軽減につなげるほ
   か、移動途中で「リアルタイムな道路情報」を得られる『拠点施設』です。これらが複
   合的に機能して、交通の円滑化等を支援する施設として期待されます。
    今回オープンする道の駅「協和(きょうわ)」は、情報提供面で検討・工夫し、よ り良
  い情報を利用者の方に継続して発信出来るような試行を盛り込んでいます。

  情報提供面での特徴や取り組み内容は、以下のとおりです。
 
の駅「協和(きょうわ)」道路情報コーナーの4つの特徴
道路情報コーナーは、国道46号の利用者や沿線地域の方々のニーズを重視し、道路情報提供内容や見易さ等の点を充実させることを目指しました。

特徴@懇談で得たニーズを参考にして情報提供を考えました
利用者等各界代表者との懇談によるご意見を参考にして、効率よく、役立つ情報の提供を目指しました。

特徴A利用者の動線を考えました
情報提供が得やすいように、利用者の視点に立って
「動線」に工夫しました。

特徴B情報の分かりやすさに工夫
見ているだけで情報が得られるほか、深く知りたい方
にもインターネットで対応するよう工夫しました。
これにより、インターネット用の情報と共有することができ、修正時の効率やコストの抑制も可能になります。
特徴C利用者の方々からの評価結果を改善に活かす取り組み
利用者の立ち寄りの状況、見られている情報の種類
などを把握する仕組みを取り入れました。
これを元に、提供方法や内容の評価を行い、より良い
情報を提供できるよう改善につながる仕組み作りを目
指しました。
※特徴の詳細は、(参考−25)新しい道の駅「協和」 取り組みの方針 参照。



7.サービス実践後の検証・評価の結果と今後の展開方針(案)

「第4回懇談会」では、@、これまでの取り組みの流れとポイントのおさらいA「実践したサービスの検証と評価」B「今後の施策展開方針(案)につい て」をテーマに確認と意見交換を行いました。
 
(平成17年3月25日開催)


※場面ごとに実施したサービスの概要と評価および今後の方針

(場面 出発前:自宅でのサービス)
 @インターネットを活用した情報提供
 
 ニーズのおさらいはこちら
 
サービスの概要

評価の
内容

評価の
まとめと
今後の
方針
 Aメールを活用した情報提供
 
 ニーズのおさらいはこちら


サービスの概要

評価の
内容
評価の
まとめと
今後の
方針
 Bバスの走行位置・到達時刻の
   お知らせ (バスロケ)
 
 ニーズのおさらいはこちら


サービスの概要

評価の
内容
評価の
まとめと
今後の
方針

(場面 移動途中:道の駅でのサービス)
 C道の駅での情報提供
 
 ニーズのおさらいはこちら


サービスの概要

評価の
内容
評価の
まとめと
今後の
方針

(場面 移動途中:道路上でのサービス)
 D除雪車走行表示と待避所(もしもしピット)
 
 ニーズのおさらいはこちら


サービスの概要

評価の
内容
評価の
まとめと
今後の
方針
 E視線誘導と連続照明
 
 ニーズのおさらいはこちら


サービスの概要

評価の
内容
評価の
まとめと
今後の
方針

(その他:歩道における協働)
 F除雪ボランティアサポートプログラム
 
 ニーズのおさらいはこちら


サービスの概要

評価の
内容
評価の
まとめと
今後の
方針

@これまでの取り組みの流れとポイントのおさらい
   ・「取り組み至った背景」、「ニーズの掘り起こし・把握」、「 ニーズに呼応したサービスの段階
    的実践」及び「サービス実践後の評価・展開方針」の流れに沿って取り組みを進めてきたこ
    とを確認しました。
   ・「一般国道46号 冬期道路サービス向上プロジェクト」の取り組みとして、これまで実施に移し
    てきた種々のサービスの概要と流れは等は以下を参照してください。

       (参考−1)一般国道46号 冬期道路サービス向上プロジェクトの概要
       (参考−26)これまでの取り組みの流れ
       (参考−27)サービス全体/実践の流れ
         (動画−7)第4回懇談会風景

  A実践したサービスの検証と評価
    ※サービス実施後の評価方法の概略は次の表のとおりです。
                      <サービス実施後の評価の準備>
      

   ・上の表にあるように、順次実践してきたサービスを様々な角度から調査した結果をもとに、
    評価・分析を行い、その結果を示して意見交換を行いました。
  
   ・「出発前」「移動途中(道の駅)」「道路上」の各状況毎に「サービス/評価」の関係を明らか
    にしました。
 
   ・また、今後修正や再評価を行うものも含めて、今回構築した『マネジメントサイクル』の流れ
    を継続して、より良いサービスの提供に努めていくことも確認しました。

   ・その内容の詳細は (参考−29)に依りますが、一部のサービスを除いて、概ね効果が確
    認されました。
                 (参考−29)冬期道路サービス実践状況と評価
           (動画−8)安全施設整備前の動画(現状のまま)    
           (動画−9)安全施設整備後の動画(視線誘導票・照明灯整備)

 B今後の施策展開方針(案)について
   ・前述の検証・評価結果の概要を整理すると以下のようになります。
  ・利用者にとって有用であり、取り組みのコンセプトが比較的容易なサービスの内、是非広く展
   開することが望ましいものは、『他の地域へ推奨』と位置付けました。
   
  ・他のサービスに関しても、継続的な取り組みと評価の結果をもって、より多くのサービスが『パ
   ッケージとして』『利用者に実感』
して頂けるよう施策展開していくことが望ましいと思われます。
 

8.終わりに

   これまでの2ヶ年にわたる取り組みの成果が少しでも利用者の皆様に還元されることと、「マ
  ネジメントサイクル」を有効に活用して更に向上が図られるよう努めていくことが大事であると
  考えます。
   また、冬期間のサービス向上だけではなく、豊富な自然・観光資源の有効な活用につながる
  情報も網羅するなど、四季を通じた様々な情報が得られる場として今後とも工夫が必要とも考
  えています。
   今回の取り組みが一つの『道標』となり、同じような「課題」を抱える地域が相互にサービス向
  上を進めることで、交通の安全の確保は勿論のこと、交流と連携を促進し、ひいては地域全体
  の活性化にも資するものであることを期待するものです。

   最後に、利用者の皆様には道路を利用する上で感じること、様々なご意見やご教示を「声」と
  して頂ければ幸いと考えます。
   本取り組みへのご支援に感謝するとともに、ご報告のまとめとさせて頂きます。

                (文責:「一般国道46号冬期道路サービスの向上に関する懇談会」事務局)


 
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