雄物川は、秋田県内を流れる1級河川で、長さ133㎞、流域面積4,710k㎡の県内で最も大きな川です。
秋田・山形県境の大仙山(標高920m)を源として、横手盆地を北上して秋田平野を流れ、秋田市で旧雄物川と二つに分かれ日本海に注いでます。
 一級河川とは、特に重要として国土交通大臣が指定し、管理している1級水系の河川です。

 水系とは、同じ流域にある本川、支川などを総称していいます。名称は本川名をとって雄物川水系、子吉川水系といいます。
全国順位 河  川  名 都道府県名 流域面積(㎢) 幹川流路延長(㎞)
利根川(とねがわ) 栃木 16,840 322
石狩川(いしかりがわ) 北海道 14,330 268
信濃川(しなのがわ) 新潟 11,900 367
北上川(きたかみがわ) 宮城 10,150 249
木曽川(きそがわ) 愛知 9,100 227
十勝川(とかちがわ) 北海道 9,010 156
淀川(よどがわ) 大阪 8,240 75
阿賀野川(あがのがわ) 新潟 7,710 210
最上川(もがみがわ) 山形 7,040 229
10 天塩川(てしおがわ) 北海道 5,590 256
11 阿武隈川(あぶくまがわ) 宮城 5,400 239
12 天竜川(てんりゅうがわ) 静岡 5,090 213
13 雄物川(おものがわ) 秋田 4,710 133
14 米代川(よねしろがわ) 秋田 4,100 136
15 富士川(ふじがわ) 静岡 3,990 128
54 子吉川(こよしがわ) 秋田 1,190 61
 「雄物川」として記録にあるのは江戸時代からで、それまでは「仙北河(せんぼくがわ)」、「秋田河(あきたがわ)」と呼ばれていました。
 江戸時代には物流の手段として食料や衣類などを「貢ぐ」という役割をもっていたことから、「雄物川」、「御物成川(おものなりがわ)」、「御貢川(おものがわ)」といわれるようになり、明治時代に入ってから「雄物川」という名称に統一されました。
秋田大橋から下流部分は人工的に作られ
た川
であるということを知っていますか?
 

 放水路完成前の周辺地域の人々は、長い
間洪水被害に悩まされていました…
 
 川の流れの変化や、過去の水害、流域
の暮らしのようすなど写真で紹介してい
ます。
 いつもとは違う目線からの雄物川の眺
めを周辺の自然景観とともにお楽しみ
ください。