気候変動による水害リスクの増大に備えるためには、これまでの河川管理者等の取組だけでなく、流域に関わる関係者が、主体的に治水に取り組む社会を構築する必要があります。 河川・下水道管理者等による治水に加え、あらゆる関係者(国・都道府県・市町村・企業・住民等)により流域全体で行う治水「流域治水」へ転換するため、令和元年東日本台風で甚大な被害を受けた7つの水系での「緊急治水対策プロジェクト」と同様に、全国の一級河川でも、流域全体像を「流域治水プロジェクト」として示し、ハード・ソフト一体の事前防災対策を加速してまいります。
あらゆる関係者により水害対策を推進するため、令和3年3月30日、本プロジェクトを策定し、更新を行っているところです。
あわせて、流域の「流域治水」に係わる関係者で総力を挙げて取り組んでいく姿勢として、「流域治水宣言」を表明しました。 (名取川・阿武隈川下流等流域治水協議会、阿武隈川上流流域治水協議会)
名取川水系流域治水プロジェクト2.0(R6.3.29) 取組事例
阿武隈川(下流)流域治水プロジェクト2.0(R6.3.29) 取組事例
阿武隈川(下流合体版)流域治水プロジェクト
名取川・阿武隈川下流等流域治水協議会 設立趣旨 名取川・阿武隈川下流等流域治水協議会 規約
日時 | 令和2年9月18日 |
場所 | 書面会議 |
会議資料 | |
議事概要 | - |
日時 | 令和3年2月10日 |
場所 | WEB会議 |
会議資料 | |
議事概要 | 第3回 協議会での発言内容 |
日時 | 令和4年3月17日 |
場所 | 書面会議 |
会議資料 | |
議事概要 | - |
日時 | 令和5年3月22日 |
場所 | WEB会議 |
会議資料 | |
議事概要 | 第6回 協議会での発言内容 |
日時 | 令和6年1月25日 |
場所 | 仙台国際センター 会議室「萩」 |
会議資料 | |
議事概要 | 第7回 協議会での発言内容 |
国や都道府県では、これまで、水防法に基づき住民等の迅速かつ円滑な退避に資する水害リスク情報として、想定最大規模降雨を対象とした「洪水浸水想定区域図」を作成し公表してきました。 国土交通省では、これに加えて、土地利用や住まい方の工夫の検討及び水災害リスクを踏まえた防災まちづくりの検討など、流域治水の取組を推進することを目的として、発生頻度が高い 降雨規模の場合に想定される浸水範囲や浸水深を明らかにするため、「多段階の浸水想定図」及び「水害リスクマップ」を作成・公表することとしました。なお、現在の多段階の浸水想定図 及び水害リスクマップは、国管理河川の氾濫のみを示しておりますが、今後は、国管理河川以外の河川氾濫や下水道等の内水氾濫も考慮した図を作成・公表していくこととしています。
多段階浸水想定図
整備段階 | 1/10 (高頻度) |
1/30 (中高頻度) |
1/50 (中頻度) |
1/100 (中低頻度) |
1/150 (低頻度) |
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現況河道[R2末河道] | ● | ● | ● | ● | ● |
短期河道[R7末河道] | ● | ● | ● | ● | ● |
中長期河道[R17末河道] | ● | ● | ● | ● | ● |
【水害リスクマップ】
整備段階 | 水害リスク判別における浸水深別 | ||
---|---|---|---|
浸水が発生する範囲 | 浸水深50cm以上の範囲 | 浸水深3m以上の範囲 | |
現況河道[R2末河道] | ● | ● | ● |
短期河道[R7末河道] | ● | ● | ● |
中長期河道[R17末河道] | ● | ● | ● |
多段階浸水想定図
整備段階 | 1/10 (高頻度) |
1/30 (中高頻度) |
1/50 (中頻度) |
1/100 (中低頻度) |
1/150 (低頻度) |
---|---|---|---|---|---|
現況河道[R2末河道] | ● | ● | ● | ● | ● |
短期河道[R7末河道] | ● | ● | ● | ● | ● |
中長期河道[R20末河道] | ● | ● | ● | ● | ● |
【水害リスクマップ】
整備段階 | 水害リスク判別における浸水深別 | ||
---|---|---|---|
浸水が発生する範囲 | 浸水深50cm以上の範囲 | 浸水深3m以上の範囲 | |
現況河道[R2末河道] | ● | ● | ● |
短期河道[R7末河道] | ● | ● | ● |
中長期河道[R20末河道] | ● | ● | ● |