緊急情報/防災情報 |
平成20年7月7日 18時00分 |
東北地方整備局 岩手河川国道事務所 |
【砂防防災情報】 (非常体制)岩手県内陸南部を震源とする地震災害について(第38報) |
平成20年6月14日の「岩手・宮城内陸地震」に伴う土砂災害対策について、本日の対応状況をお知らせいたします。 市野々原地区では、本日15時に仮排水路上流端部の締切壁の撤去作業を終了し、同地区の緊急対策工事が完了しました。 産女川地区では、除石工及び河道内の支障木伐採作業等を継続実施しております。 |
1.市野々原地区の状況 ・河道閉塞(天然ダム)の状況に異常は見られておりません。 ・昨日17時からの水位変化は、以下のとおりとなっています。 ※本日の水位状況(17時現在):昨日夕方(17時)より50cm 下降 ※河道閉塞(天然ダム)による湛水位と背後地(水田等)の地盤高の比 高差は約8.5m 2.産女川地区の状況 ・土石流の発生など、産女川の状況に異常は見られておりません。 3.本日の作業状況 ○市野々原地区 ・本日15時に仮排水路上流端部の締切壁の撤去作業を終了し、緊急対 策工事を完了。 ・国道342号の直轄工事区間内復旧工事に着手。 ・河道閉塞(天然ダム)箇所周辺にて、地盤調査(ボーリング調査)を継 続。 ・各種観測機器により河道閉塞(天然ダム)の状態監視を継続中。 ※移動杭6基、ワイヤーセンサー2基、水位計2基、監視カメラ3基 ○産女川地区 ・竜ノ口砂防えん堤においては、除石工を継続。 ・瑞山砂防えん堤においては、転石防止柵設置作業等を継続。 ・各種観測機器により産女川の状態監視を継続中。 ※ワイヤーセンサー3基、雨量計1基、監視カメラ1基 4.明日の予定 ○市野々原地区 ・国道342号の直轄工事区間内復旧工事を継続。 ・本格的な復旧計画を作成するため、地盤調査(ボーリング調査)を継 続。 ・各種観測機器により、河道閉塞(天然ダム)箇所周辺の状態監視を継 続。 ○産女川地区 ・竜ノ口砂防えん堤においては、除石工を継続。 ・瑞山砂防えん堤においては、転石防止柵設置作業等を継続。 ・各種観測機器により産女川の状態監視(土石流の監視)を継続。 5.岩手河川国道事務所の体制 ・非常体制(河川) 6.注意事項 ・危険であるため、工事現場への立ち入りは禁止しております。 (万一、事故が発生した場合、工事が停止してしまいます。ご協力願い ます。) ・一関市災害対策本部より「警戒区域」への立ち入りを許可された場合 でも、工事現場への立ち入りは禁止ですので、十分留意願います。 7.その他 ・今後も気象情報や防災情報に注意して下さい。 〈発表記者会:岩手県政記者クラブ〉 |
問い合わせ先 |
問い合わせ先 東北地方整備局 岩手河川国道事務所 技術副所長(河川担当) 稲葉 護 (204) 建設専門官 槙田 雅士(403) (直通TEL:019−624−3179) |