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「大きくなって戻って来てね」。
荒川と阿武隈川とで「サケ稚魚放流会」を開催。

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放流された荒川の清流
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白鳥もいる阿武隈川

2日間合わせて1万2千匹を放流

 2月21(木)・22日(金)の両日、福島市の荒川と阿武隈川で、「サケ稚魚放流会」が開催されました。参加したのは、福島市内の吉井田小学校、三河台小学校、渡利小学校の児童、2日間合わせて約480人。主催したのは、荒川で環境や文化遺産保護などの活動を行なっている『ふるさとの川・荒川づくり協議会』と、『わたり水辺の楽校』の管理や学習活動のサポートを行なっている『水辺の会わたり』の皆さんです。

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荒川は『荒川づくり協議会』のメンバーが担当
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準備をする『水辺の会わたり』の方々

 この放流会は、サケ稚魚の放流を通して、子供たちが川と川に生きる生き物の存在を実感して、自然を身近に感じ、環境に対する意識や、川を大切にする気持ちを深めることを目的に毎年行っているもので、福島市や当事務所も協力し、今年で10回目となりました。サケ稚魚は阿武隈川漁業協同組合の協力で、昨年秋に遡上したサケから孵化した体長約4〜5cm、重さ2gほどの大きさ。2日間合わせて、約1万2千尾を用意しました。

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放流されるサケの稚魚
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ズラリと用意された放流用バケツ
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稚魚が観察しやすい飼育ボックスも用意
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サケの大冒険も学びます

冷たい水もなんのその。愛を込めて「手のひら放流」

 初日は、小雪混じりの強風が吹きすさぶ、あいにくの天気になりましたが、荒川の仁井田橋下流に集まった、三河台小、吉井田小の四年生約120人は元気いっぱい。

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寒さなんかへっちゃらさ!
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ひとりひとりバケツを受け取る

 

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さすがに水は冷たい!

 荒川づくり協議会伊藤会長と当事務所高橋伏黒出張所長が「4年後には、90cmになって戻ってきます。元気に戻ってくるように願いを込めて放流してください」。「年々遡上数も増えているようです。これから、もっといい環境にしましょう」とあいさつしました。
 その後、学校別に分かれ、稚魚が入ったバケツを手に放流場所に移動。「わー、冷たいー!」「手が取れそうー」などと、大騒ぎしながらも、阿武隈川漁業協同組合が推奨している、稚魚を手ですくって自分の手の中から川に放す「手のひら放流」を実践。稚魚が人間の体温でヤケドをしないように、冷たい水に手を浸してからやさしく川に戻していました。
  また、放流した稚魚に付けた名前を呼びながら、「必ず帰ってきてねー」と声を掛ける児童もいました。

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「手のひら放流」でやさしくリリース
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うれしそうに泳ぎ出す稚魚
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吉井田小の児童も次々放流
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下流の阿武隈川に向かってGO!

 この日、荒川に放流された稚魚は約6千尾。4年後にはどんな大きさになって帰ってくるのか、本当に楽しみですね。

 翌日は、前日とうって変わり、ぽかぽか陽気になりました。この日の会場となった阿武隈川『わたり水辺の楽校』には、渡利小4〜6年生約360人と『水辺の会わたり』の会員約30人が集合。

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渡利小は4〜6年生約360人が参加
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お気に入りの放流場所へ移動

 『水辺の会わたり』鈴木会長、渡利小教頭先生、当事務所高橋伏黒出張所長からのあいさつの後、学年ごとに分かれて放流を行いました。渡利小の児童は数年前から稚児の飼育と放流を続けていて、6年生の児童の中には「もう、10回目です」というベテラン組(?)もいます。自分たちが育てた稚魚と、阿武隈川漁業協同組合の皆さんが用意した稚魚を見比べて「色が違うなあ」「僕たちのはチョット小さいなあ」と心配顔。協同組合の堀江事務局長さんから「大丈夫だよ。きっと大きく育って、ここに戻ってくるから」と聞かされて一安心。

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児童たちが育てた稚魚
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漁協で育てたのは色が濃い
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指導してくれた堀江事務局長さん
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まずは4年生から放流

 こちらもでも、子どもたちに川の水の冷たさや、魚が生きていることを実感してもうために「手のひら放流」を実践。児童たちは手を川に浸して冷やし、一匹一匹、手のひらから川へと放していきました。「私は去年、上って来るサケを見ました」という児童も多く、4年後の再会を早くも心待ちにしている様子でした。

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まずは手を冷やし温度を下げます
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両手でやさしく放流
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阿武隈川を元気に泳ぐ稚魚の姿
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6年生は慣れた手つきで

 阿武隈川にも、この日約6千尾を放流。放たれた稚魚たちは、はじめは戸惑いながら、付近を泳いでいたものの、やがて馴れたのか、川の中央に向かって元気に進んで行きました。必ず帰ってきてね。みんな待ってるからね。

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