2-1-2 河川工事の種類・施行の場所及び河川管理施設の概要
 
(4) 乱川、乱川支川押切川、押切川支川留山川
 
1) 河道の整備
 
乱川 本郷橋より上流養老橋までの区間において、局部的に流下能力の不足している箇所の河道掘削を行う。
  押切川 部分的に流下能力の不足している箇所の築堤・河道掘削を行う。
  2) 配慮事項
   乱川については、周辺の自然環境や景観を踏まえ、現在の河床に極力手を付けず、現在の良好な魚類の生息環境を可能な限り保全・復元する。
 押切川については、部分的に流下能力の不足している箇所の築堤を行う。河道掘削を実施する区間については、魚類の生息環境の復元について配慮する。また、支川にイバラトミヨの生息が確認されていることから、支川処理の際はその移動について配慮する。
 水衝部などの護岸が必要な範囲には、多自然型護岸を施工する。
 
図11 計画流量配分図(乱川流域)
 
図12 乱川代表断面図 (堂木沢川合流点から上流0.1km、単位:m )



 
図13 押切川代表断面図 (乱川合流点から上流2.0km、単位:m )



  3) 洪水調節施設の整備
 押切川流域留山川に洪水調節および流水の正常な機能の維持を目的として、重力式コンクリートダムを整備する。
 
@ 配慮事項
計画・設計時点において、自然環境に与える影響を極力小さくする。施行時点においては、発生する濁水の処理を徹底することにより、河川環境に与える影響を最小限に押さえる。施工後は改変箇所に緑化を行い、植生の回復を図る。
  A 当該河川工事の施工により設置される河川管理施設の概要
 留山川ダム地点の計画高水流量95m3/sのうち75m3/sの洪水調節を行い、河道への負担および洪水被害の軽減を図る。また、新規用水として上水500m3/日を確保し、流水の正常な機能を維持するために必要な流量(表6)を確保する。

 
表6基準点での正常流量


 
表7 ダムの諸元


 
図14 貯水容量配分図
 
図15 留山川ダム湛水区域図
 
図16 留山川ダム堤体断面図(単位:m)