第2章 河川整備の実施に関する事項
2-1  河川工事の目的、種類及び施行の場所並びに当該河川工事の施行により設置される河川管理施設の概要
2-1-1 河川工事の目的
 
(1) 洪水を安全に流下させるための河川工事
 目標とする流量を安全に流下させるため、築堤・掘削工事等による河積拡大※1を行う。
 なお、工事を行う河川では、治水・利水・河川環境の調和を基本とし、以下の事項に配慮する。
 
1) 効果の早期発現のため、周辺の土地利用や氾濫実績、治水施設の整備状況などを考慮し、効果的かつ効率的な施工を行うこと。なお、工事の詳細な内容については、事前に説明会等を行い地域の理解を求めることとする。
  2) 自然環境の保全・復元のため、多自然型川づくり※2を実施するとともに、河川利用環境の創出を図ることとする。
  (2) 人と河川との豊かなふれあいのための河川工事
 地域住民と河川との「豊かなふれあい空間」として、川に学ぶ自然学習の場や親水に配慮した河川空間を整備する。

※1 河積拡大 流水を流下させるための河道断面の確保
※2 多自然型川づくり 水辺を多様な生物の生息空間(ビオトープ)として位置付け、できるだけ自然に近い川らしい川づくりを目指すもの