2-2 河川維持の目的、種類及び施行の場所
2-2-1 河川維持の目的
 河川の持つ機能が維持できるよう、定期的な点検や補修等、整備した施設の継続的な維持管理に努めるものとする。

  2-2-2 河川維持の種類及び施行の場所
 堤防、護岸、工作物等の損傷が生じている区間、過剰な土砂堆積や植生繁茂により治水・利水の機能が低下している区間および、洪水後の土砂や流木により河川利用の支障となっている区間について、必要に応じて以下のように対処する。

 
(1) 河川管理施設の維持管理
 河川管理施設が、常に機能を発揮できるよう定期的な点検を行うとともに、不良箇所については適切に補修・改修を行う。また、河川区域内の散乱ゴミ等、不法投棄や不法占用対策について適切な処置を講じていく。

  (2) 河川敷内樹木の伐採
 洪水の安全な流下に支障となる河川敷内の樹木等については、動植物の生息・生育環境に大きな変化を与えないよう配慮しながら伐採する。

  (3) 堆積土砂の維持管理
 河道への土砂堆積が著しく洪水の流下の阻害となる場合は、堆積土砂を除去し、流下能力の回復を図る。また、魚類等の生息に必要な水深の確保など、現況の河川環境の復元に配慮する。

  2-2-3 豊かな地域づくりのための河川維持
 
(1) 克雪対策
 豪雪地域における定住策として、河川空間、河川水を活用した克雪対策は地域の期待が大きい。しかし、雪中洪水や融雪出水時には、流水の阻害となるおそれもあり、地域住民や関係自治体の理解を得ながらその適切な運用を図る。

  (2) 水質事故対策
 近年多発する水質事故への対応方策については、「最上川水系水質汚濁対策連絡協議会」を活用し、水質事故対策についてのマニュアル等の充実を図るとともに、住民への広報等の充実により発生防止に努める。事故発生時には関係機関の連携による早期対応により被害の拡大防止に努める。

  (3) 河川水質の向上
 水質の向上を目指し、河川の持つ水質浄化能力を高めるための工法を採用する。