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1)長井ダム
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長井ダムは、最上川左支川、置賜野川に特定多目的ダムとして、洪水調節、流水の正常な機能の維持、かんがい用水、水力発電、水道用水の確保の5つの目的で建設される、重力式コンクリートダムである。
長井ダムの洪水調節計画は計画規模を1/100とし、ダム地点の計画高水流量1,000m3/sのうち780m3/sの洪水調節を行い、ダム下流の洪水被害を軽減する。そのために必要な洪水調節容量を2,700万m3としている。
整備対象洪水については、この洪水調節容量を利用し、ダム下流の洪水被害を軽減するほか、さらに洪水調節容量の効果的な使用のための操作ルールについて河川改修の進捗状況等も踏まえ検討を進めていく。
また、概ね10年に1回程度起こり得る渇水時において
も、中郷地点において、8m3/sの流量を確保するよう補給を行う。
新たな利水として、長井市の水道用水として1日最大10,000m3を供給するとともに、置賜野川並びに最上川沿岸の約7,900haの農地に対するかんがい用水の補給を行う。また、新設される発電所において最大出力10,000kwの発電を行う。
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図8 長井ダム位置図 |
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表12 ダム及び貯水池諸元 |
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図9 貯水池容量配分図 |
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図10 長井ダム貯水池平面図 |
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長井ダム完成予想図 |
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図11 長井ダム断面図 |
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