(3)河川管理施設の諸元
1)河道
   本水系の河道の整備については、沿川の土地利用状況、地形条件、現在までに整備された堤防との連続性等を勘案し整備する。
 主要な地点における河道の計画横断形※1及び堤防の計画標準横断形※2は付属資料のとおりとする。

表10 主な地点における計画高水位等一覧
河川名 地点名 地先名等 河口からの距離(km) 計画高水位※3
(H.W.L)
T.P.(m)
川 幅※4
(m)
余裕高※5
(m)
最上川 西大塚 川西町大塚 185.5    207.67  150  1.5
小出 長井市小出 179.2    197.04  360  1.5
下野 河北町下野 114.5    86.71  500  1.5
堀内 舟形町堀内 61.8    50.04  150  1.5
両羽橋 酒田市広田 5.0    5.33  710  1.5
須 川 鮨洗 山形市鮨洗 7.3   
合流点からの距離 
99.97  220  1.5
鮭 川 庭月 鮭川村庭月 15.0   
合流点からの距離 
57.45  223  1.2
京田川 広田 酒田市広田 3.8   
合流点からの距離 
4.63  105   1.2


2)流域内洪水調節施設
   本水系の河道への負担及び洪水被害の軽減を図るため、既設の洪水調節施設(大久保遊水地、寒河江ダム、白川ダム)と併せ、長井ダムを整備する。

 
表11  整備中の洪水調節施設
施設名 所在地 形式 施設規模 その他の目的
堤 高 堤体積 洪水調
節容量
流 域
面 積
湛 水
面 積
長井ダム 置賜野川
(長井市寺泉、平野)
重力式
コンクリー ト※6
125.5m 1,150
千m3
27,000
千m3
101km2 140ha 流水の正常な機能の維持、
農業用水、水道用水、発電用水


※1 河道の計画横断形 目標とする流水を安全に流下させるために必要な川幅
※2 堤防の計画標準横断形 目標とする流水を安全に流下させるために必要な堤防の形状
※3 計画高水位(H.W.L) 目標とする流水が流下したとき想定される水位であり、基本方針で示された水位(T.P.:東京湾中等潮位)
※4 川幅 堤防の天端(平らな部分)から対岸の堤防の天端までの距離
※5 余裕高 洪水時の風浪やうねりなどを考慮して計画高水位に加える高さ
※6 重力式コンクリートダム コンクリートをダム堤体の材料とし、ダム堤体の自重により水圧等の外力に抵抗するダム