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【岩木山火山噴火緊急減災対策砂防計画】

 岩木山は、津軽平野の西側にそびえる標高1,625m の火山で、西暦1863 年の噴火を最後に約150 年間噴火しておりませんが、江戸時代には活発な火山活動をしていた活火山です。活火山である以上、いつ再び活動が活発化して噴火しても不思議ではありません。岩木山もひとたび噴火すると広い範囲に影響を与え、また土砂災害が長期的に頻発するなど、地域全体への甚大な被害発生が懸念されます。

 一方、近年の国内噴火災害の経験から、岩木山を含む全国29 の活火山地域を対象に「いつどこで起こるか予測が難しい火山噴火に伴い発生する土砂災害に対して、ハード対策とソフト対策からなる緊急対策を迅速かつ効果的に実施し、被害をできる限り軽減(減災)すること」を目的とした「火山噴火緊急減災対策砂防計画策定ガイドライン」(平成19年4月)が国土交通省から示されました。

 青森県と国土交通省は、岩木山の噴火現象に対応するため、本ガイドラインに基づき「岩木山火山噴火緊急減災対策砂防計画」を策定することとしました。

 策定にあたっては、岩木山の火山噴火に備えた緊急的なハード・ソフト対策の検討を行うとともに、平常時から準備すべき事項や、噴火発生時の役割分担・協力体制などを検討していく必要があることから、岩木山に関わる学識経験者や防災関係機関からなる「岩木山火山噴火緊急減災対策砂防計画検討委員会」を平成25年7月31日に設けました。

 『岩木山火山噴火緊急減災対策砂防計画』は4回の検討委員会による審議・了承を得て、平成27年3月25日付けで策定されました。

 国と県では今後も引続き「岩木山火山防災協議会」と情報共有を図り、それぞれが担当する事項について検討を進めて参ります。

  ※委員会事務局:青森県県土整備部河川砂防課、青森河川国道事務所


「岩木山火山噴火緊急減災対策砂防計画」の概要並びに計画書はこちらから
(外部リンク:青森県HP)


検討委員会開催経緯


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