東北地方整備局では、東北の地方都市における「コンパクトシティ」の考え方や、その実践に向けた取組み方法について検討することを目的に、平成16年2月に1回目の「コンパクトシティ研究会」を開催しました。

コンパクトシティ研究会は、主に学識経験者等による講演会形式で行われ、東北の地方自治体(県、仙台市及び人口10万人以上の市町村)担当者の参加を得て、平成19年2月までの間、合計6回開催されました。

平成19年度からは、名称を「コンパクトシティ推進研究会」に変更し、即時的な研究課題への参加者間のディスカッションを行うことに重きを置いた実施体制とするとともに、参加対象を人口3万人以上の市町村にまで拡大しました。

さらに、平成21年8月に大臣決定された「東北圏広域地方計画」では、研究会で検討してきた東北圏のまちづくりを「東北発コンパクトシティ」とし、広域連携プロジェクトとして、推進していくことが記載されたことから、平成22年度からは、名称を「東北発コンパクトシティ推進研究会」に改め、新潟県を含めた東北圏(7県)を対象に開催しています。

 

 
 


テキスト ボックス: ■開催日・場所等

開催日:平成24年10月3日 13:30〜17:00

平成24年10月4日  9:00〜12:00

会  場:新潟県長岡市 アオーレ長岡 市民交流ホールA

主  催:東北発コンパクトシティ推進研究会(事務局:国土交通省東北地方整備局)

後  援:日本都市計画学会東北支部

出席者:学識経験者および国、県、市町村の都市計画担当者

(学識経験者)福島大学名誉教授         鈴木 浩 氏

弘前大学教授            北原 啓司 氏

長岡技術科学大学副学長     中出 文平 氏

東北大学大学院准教授         姥浦 道生 氏

長岡技術科学大学准教授      樋口 秀 氏

長岡技術科学大学助教         松川 寿也 氏

 

 
テキスト ボックス: ■開催プログラム・配布資料等

【1日目】

1.開会

2.あいさつ

3.出席者紹介

4.基調講演 「広域合併を果たした長岡市のコンパクトシティ戦略」・・・・・・・・・・・Report

              (長岡技術科学大学 副学長 中出 文平 氏)

5.事例紹介 「農村文化伝承の取り組みと都市交流」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Report                    

              (滝沢村 経済産業部 農林課)

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2012」・・・・・・・・・Report                    

              (十日町市 建設部 都市計画課)

「長岡広域市民の「ハレ」の場となる新しい長岡の顔づくり」・・・・・・Report                    

              (長岡市 都市整備部 まちなか整備課)

6.全体討論

テーマ

@都市と農山漁村地域の連携による共生・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Report

A街なか都市機能の強化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Report

7.閉会

 
 
 



テキスト ボックス: Report1 【基調講演】 
        広域合併を果たした長岡市のコンパクトシティ戦略
                       長岡技術科学大学 副学長 中出 文平 氏

本研究会の委員であり、「東北圏広域地方計画変更に関する有識者懇談会」の委員も務められている長岡技術科学大学副学長の中出文平氏より、「広域合併を果たした長岡市のコンパクトシティ戦略」と題し、基調講演を頂きました。

 講演では、長岡市において、「持続可能な都市」としてのコンパクトシティ(「郊外化による多極分散」から「中心市街地への必要な機能の再集積」への転換)を目指すに至った経緯や、市町村合併や少子高齢化及び新潟県中越地震を踏まえての都市圏再構築の取り組み等についてお話しいただきました。

 
 
テキスト ボックス: Report2 【事例紹介】 
        農村文化伝承の取り組みと都市交流
                       滝沢村 経済産業部 農林課


テキスト ボックス: Report3 【事例紹介】 
        大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2012
                      十日町市 建設部 都市計画課

テーマ@「都市と農山漁村地域の連携による共生」にかかる取り組みとして、新潟県十日町市から、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2012」と題し、事例紹介を頂きました。

 ここでは、「里山や自然といった地域資源・文化等を、アートによって発信し、地域活性化を図る」こと目的に、3年に1度開催される「大地の芸術祭」の取り組みとして、過疎化や新潟県中越地震の影響により生じた空家・廃校の活用や、地域の方々が作品を作る協働者として関わっていることによる作家との交流等について紹介していただきました。

 
 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

テキスト ボックス: Report4 【事例紹介】 
        長岡広域市民の「ハレ」の場となる新しい長岡の顔づくり
                長岡市 都市整備部 まちなか整備課長 川津 充弘 氏
 

 

 

 

 


テーマA「街なか都市機能の強化」にかかる取り組みとして、新潟県長岡市から、「長岡広域市民の「ハレ」の場となる新しい長岡の顔づくり」と題し、事例紹介を頂きました。

 ここでは、長岡市における中心市街地活性化に向けた取り組みとして、まちなかの賑わいを創出するために市役所機能をあえて分散配置するついで効果の考え方や、防災拠点、交流拠点、行政サービス拠点を兼ね備えたシビックコア地区について紹介していただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

テキスト ボックス: テーマ@ : 都市と農山漁村地域の連携による共生
テーマA : 街なか都市機能の強化
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

角丸四角形: 討論で出された主な意見